院内報
こあら通信 第337号 May 2026
舌下免疫療法
スギ花粉症のシーズンが終わり、ようやく花粉症を気にせず外出ができるようになりました。今年は例年より飛散量が多く、症状に悩まされたお子さんも多かったと思います。
一番最近の疫学調査では、アレルギー性鼻炎を持つ人は日本人の49.2%、そのうちスギ花粉症の人は38.8%と報告されています。年齢別にみると5〜9歳で約30%、 10歳代では約50%の人がスギ花粉症を抱えており、子どもたちにとっても身近な病気となっています。
アレルギー性鼻炎は、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみなどが特徴です。症状が強いと睡眠の妨げや集中力・記憶力の低下につながることもあり、生活に支障が出る前に早めに治療することが大切です。
飲み薬や点鼻薬、点眼薬で症状を抑えることはできますが、重症の人では十分な効果が得られないこともあります。そこでおすすめしたいのがアレルゲン免疫療法です。これは原因となるアレルゲンを少量ずつ体に取り入れ、体を慣らして症状を和らげていく治療法です。
当院のアレルギー外来では、舌下免疫療法を行っています。舌の下に薬を置いて吸収させる方法で、3〜5年ほど継続して行います。根気のいる治療ですが、約8割の人に効果がみられ、1シーズン目から効果を感じる人も少なくありません。
開始の目安は5歳以上ですが、決められた方法で安全に内服できる年齢であれば治療可能です。ダニの治療は通年で開始できますが、スギの治療は6~11月頃の開始をお勧めしています。興味のある方は、ぜひアレルギー外来でご相談ください。 (泰道れいな)
お知らせ
新井クリニック(仮称)の工事が本格化してきて色々とご不便、ご迷惑をおかけしています。今後工事が進むにつれて当院との通路開設工事等の関係で臨時休診が起こる可能性があります。なるべく早い時点でお知らせするように努めますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

