院内報
こあら通信 第332号 December 2025
年末を迎えて
12月になり今年も残りわずかです。年毎に短く感じる1年ですが、振り返るといろいろなことがありました。医療の世界では物価高と保険点数の据え置きで病院も診療所も経営が厳しくなる所が増え、これからもきちんとした医療を提供できるかが心配されています。これ以上状況が悪化しないよう、医療を受ける皆さんの側からもぜひ声を挙げてほしいと思います。子どもの数は止まることなく減少を続けています。第二次世界大戦後に270万人近くあった出生数は、昨年は68万人台になりました。しかも来年は60年ぶりの丙午(ひのえうま)。丙午生まれの女性は気が強く夫の命を縮める、と昔からの言い伝えがあり、60年前には出生数が激減しました。しかし、丙午の女性は華やかで行動力があり人付き合いが上手とも言われていますので、出産を控える必要などありません。来年これ以上出生数が減らないことを願います。
クリニックは私が小田原に戻ってからまもなく33年になろうとしています。かかりつけの患者さんも多くなりましたが、「予約の取れないクリニック」と言われるのはけっしてよいことではありません。今秋は早いインフルエンザの流行でご迷惑をおかけしていますが、困った時の砦になれるようクリニック全員で運営を考えていきたいと思います。
私的なことですが、今年は白内障の手術を受け視力が改善しました。体力維持のトレーニングにも取り組み、年は取りましたが健康に過ごせた1年だったと感じています。孫も9人目が誕生し、来年には私の三女夫妻が隣で内科のクリニックを始めます。家族全員を見守れるクリニックとしてこれからも頑張っていきたいと思います。
来年が皆さまにとって良い年となるようお祈りします。 (横田俊一郎)

