横田小児科医院

院内報

こあら通信 第270号 October 2020

目次

・コロナで小児科が変わる?
・受診メモ作成のこつ
・ロタウィルスワクチンが定期接種になりました!
・「JAMBO!」便り
・同時接種のススメ

コロナで小児科が変わる?

 秋の風が吹いて、ようやく暑かった夏の終わりを感じられるようになりました。新型コロナとの闘いは続いていますが、新しい生活に慣れていくことも必要です。感染を予防することばかりに腐心するのではなく、この状況の中でいかに有意義に生活していくかを考えなくてはならない段階に入りました。

 病気で小児科を受診する子どもは驚くほど減りました。コロナ対策で病気が少なくなったことが一番の原因です。しかしそればかりではありません。ちょっとした症状では大きな心配はないことがわかってきたことも理由の一つです。また、以前からお伝えしているように、ふつうのかぜには特効薬がありません。コロナの患者がいるかもしれない病院へ行くより、家で安静にしているほうが良いことも、だんだん理解されてきたように感じます。

 これから小児科の役割も変わっていきそうです。予防接種と健診の必要性は今までと変わらないでしょう。いろいろなアレルギーや皮膚の病気で受診する子どもの数も、コロナの流行前と大きく変わっていないように感じます。あとは思春期も含めた心や発達の問題、肥満や運動不足、メディアとの接触など生活習慣の問題への対応が小児科の大事な役割になりそうです。

 そして何よりも、小さな心配に丁寧に対応できる小児科であることが大きな価値を持つようになるでしょう。子育ての伴走者としての役割が重視され、子育て支援対策のさまざまな場面で小児科医が登場する日が来るだろうと予想します。時代の変化に合わせて、横田小児科医院も変わらなければなりません。子どもの利益を優先し、かかりつけの皆様のニーズに敏感な小児科であり続けたいと思います。

受診メモ作成のこつ

診察の時に「症状をうまく伝えられなかった」、「質問したかった事を聞き忘れた」という経験はありませんか?

子どもが病気になると親も冷静さを失い、つい質問を忘れてしまうことがあります。
「受診メモ」を作ることで、言い忘れがなく子どもの今の様子や何に困っているかが伝わりやすくなります。
赤ちゃんや小さい子どもは自分で症状を伝えることができないため、子どもの様子を一番知っている人の話が診察でとても大切になります。

普段から病院に受診する・しないに関わらず専用アプリやメモを使ってメモを残す習慣をつけておくと急な受診の時に焦らなくてよいでしょう。

受診メモを書くコツ

1. 時系列順に症状を書く(いつから、どんな症状があるか?)
  → 嘔吐や下痢の場合1日の回数も重要
2. 子どもの様子はどうか(いつもと比べて食欲・元気・機嫌・睡眠はどうか?)
3. 周りに同じ症状の人がいないか(家族内・集団生活での流行)
4. 他の病院を受診した場合は、検査結果やそこでの診断、薬の情報(お薬手帳は大事)
5. 咳や発疹は、携帯で撮影・録音したり、便で気になる時は、便の写真又は便のついたオムツをもってきましょう
6. 質問したいこと・心配なことを忘れずに

9月から「Web問診」が始まりました。予約を取ったら症状や質問をしたいことをスマホで入力することができるようになりました。来院前に自宅や外出先であらかじめ症状を入力しておくことで、伝え漏れの防止ができます。ぜひご活用ください。

ロタウィルスワクチンが定期接種になりました!

ロタウィルス胃腸炎は、とても感染力が強く短時間で激しい下痢や嘔吐を引き起こす病気です。このため脱水(体から水分が足りなくなる状態)を起こすなど乳幼児の場合は特に重症化しやすく注意が必要です。この胃腸炎を予防するロタウィルスワクチンは、これまで任意接種で自費での接種をお勧めしてきましたが、今年8月1日以降に生まれたお子さまから定期接種で受けられるようになりました。ロタウィルスワクチンは、口から飲む生ワクチンで、ロタリックス(1価)とロタテック(5価)の2種類があります。初回接種が遅いと腸重積の副反応が増えるというデータもあり、両ワクチンとも初回は生後14週6日までに行うことが推奨されています。このワクチンは効果も明らかで、接種により全てのロタウィルス胃腸炎の約80%、重症のロタウィルス胃腸炎に限ると約95%を予防すると言われています。これまでと同様に生後2か月のお子さまから他のワクチンとの同時接種でお勧めしていきますので、ご不明な点があれば医師やスタッフにお尋ねください。

「JAMBO!」便り

秋風が気持ちの良い季節になりました。コロナ禍でおうちの中が退屈になっていませんか?気晴らしにお子さまとお散歩に行ってみませんか?今回は、親子で出来るどんぐりを使った遊びをご紹介します。お散歩で拾ってきたどんぐりを使って、いろんな遊びを楽しんでみましょう!
~どんぐりコマ~
子どもたちが大好きなどんぐりを使う親しみやすい手作りおもちゃ。ペイントしてオリジナルのコマを作る楽しさや、回して遊ぶ楽しさなどなど、いろいろな楽しさが味わえます。
~どんぐりコロコロ部屋ゲーム~
使う材料はたまごパック!横に傾けたり、ジャカジャカ振ってみたり。どんなルールにしようかな?ルールを自分で決められるのもまたおもしろく小さなお子様には、音を楽しむマラカスにもなります。*どんぐりは使用する前に、冷凍したり茹でたりすると虫を取り除くことができます。

同時接種のススメ

今月からインフルエンザの予防接種が始まりました。大きくなってくると小児科への受診機会が少なくなり、予防接種の来院で久しぶりにお顔をみせてもらう患者さんも多くいらっしゃいます。ここで予防接種に打ち忘れがないか確認をし、接種もれがある時は同時接種で済ませてしまいましょう。「違うワクチンを一緒に接種しても大丈夫?」よく聞かれる質問ですが、答えは「心配ありません」…です。1つのワクチン接種で使われる免疫の機能はわずかであるため、複数のワクチンを同時に接種してもそれぞれのワクチンの効果が落ちたり副反応が強くなることはありません。同時接種は必要なワクチンを効率的で安全に接種する方法の一つです。ご相談や質問がある時は受付までご連絡ください。そして予防接種にお越しの際は母子手帳をお忘れなくお持ちください。

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