横田小児科医院

院内報

こあら通信 第2XX号 June 202X

目次

こあら通信 第217号 May 2016

目次

・熊本地震
・起立性調節障害
・横田先生のお仕事紹介-第1回:健診へGO!
・サポーター募集中!
・スタッフ紹介 – 田村絵里さん
・お知らせ
・編集後記

熊本地震

桜も終わり新緑が美しい季節になってきましたが、東日本大震災から5年、また大きな地震が起きました。熊本を中心とした地域で被災された方々には、心よりお見舞を申し上げます。熊本には知り合いの小児科医も多く心配しましたが、幸い被害は小さく診療を続けられているようです。一方で、総合周産期母子医療センターである熊本市民病院が機能停止状態になっているという情報も伝わってきています。

次は小田原が危ない…と週刊誌に書かれたようで、私たちも地震に備えなくてはなりません。熊本での1回目の大きな地震が起こる直前、小田原医師会災害対策委員会は小田原市の防災部や福祉健康部、薬剤師会の方々と懇親会を開いていました。

災害に対応する医薬備蓄品は、これまで広域避難所に指定されている小学校の屋外倉庫に、他の防災資機材などと一緒に備蓄されてきました。保管状態は悪く、使用期限が来たものは破棄するという無駄もあり何とか改善したいと考え、4年ほど前から協議を重ね、災害時に必要な各種医薬品を広域避難所近くに存在する薬局に備蓄することに変更しました。一般の薬局業務に使いながら備蓄するため、無駄もなく常に新しい医薬品を備蓄できます。これに関する協定書の締結が終了したので慰労の会を開いたのですが、直後に熊本地震が起こったわけです。
 
何かの因縁のようですが、防災の重要性を実感しました。今回の協定を結ぶまでに多くの時間を要しましたが、この間に協議を重ねたことが実は大きく役立ちました。協議を通じて関係者同士がずっと身近になり、被災時にもこの関係が役立つだろうと確信しました。災害時の物資や資金ももちろん必要ですが、一番大切なのはふだんからの人間関係なのかもしれません。

起立性調節障害

子どもから大人に体が変わっていく思春期に起こる病気です。立ちくらみ・朝なかなか起きられない・立っていると気持ち悪くなる・だるい・食欲不振・頭痛などの症状があります。症状が多彩なので本人もどこが悪いのかわかりません。仮病と思われてしまうことも特徴です。自律神経の切り替えがうまくできない・反応が遅れる・体の成長に自律神経の発達が追いつけないなどのために様々な症状が現れます。治療は、薬物療法と自律神経を鍛える鍛錬両方があります。

・薬物療法…血圧を上げて安定させる薬や漢方薬を使用

・鍛錬療法…朝の散歩や軽い運動・朝目覚めたらお日様の光を浴びる・朝ごはんをゆっくり食べるなど簡単なことを日常生活で少しずつ取り入れる

この病気で一番大切なことは、本人・家族・学校側が病気のことを理解することです。経過の長い病気です。決して焦らず、本人のストレスにならない治療法を選び、根気よく続けていきましょう。

※ 自律神経とは…交感神経(起きている間に働く)と副交感神経(寝ているときに働く)があります。

横田先生のお仕事紹介

医院での診察以外、何かと多忙な横田先生で、臨時休診を設けるなど日頃皆さまにはたいへんご迷惑をおかけしています。そこで、院外でどんな活躍(!)をしているのかご紹介していきたいと思います。

第1回:健診へGO!

横田先生はクリニック近辺の保育園や幼稚園、また小学校の校医を務めているためそこで行われる健診にでかけます。保育園では年2回、幼稚園では年1回健診を行うこと、と決められています。今回、保育園で行われる健診にお邪魔してきました。

 4、3歳の園児さんたちが上半身を脱いできちんと列を作り待っています。自分の番がくると先生に名前を言います。それから聴診、脊柱側わん、股関節、皮膚の様子、貧血はないかなどを診ています。合間に担任の先生からお子さんの病気や普段の生活で気になることを聞いたり、保護者の方に伝えてもらったほうが良いこと等をお話ししながらすすめていました。どの園児さんも終わった後はありがとうございました!と大きな声でお礼を言って笑顔で帰っていきました。横田先生に健診の楽しみは何かと聞くと、病院とは違って、元気なお子さんの様子をみられること、と話してくれました。また短い時間で行うことなので、心配なことがあるときは健診までに保護者の方から園の先生に伝えておいてもらえると、よりお子さんを診る際に役立ちます、とも言っていました。子どもが成長していくなかで、健診は必要不可欠なものです。指導があったときはかかりつけの先生に診察してもらいましょう。

サポーター募集中!

横田先生とひまわりの花のポスターを見かけたことありますか?子ども・子育て支援政策(乳幼児の保育体制の充実や子育て世代の医療費負担軽減など)を推進していくために、日本小児科医会では自見はなこさんを応援しています。受付にサポーター名簿を用意しました。

横田先生よりメッセージ「自見はなこ先生は大学の医局の後輩で、今も病院で小児科医として勤務しています。子どものために働いてくれる先生です。ぜひ応援してください」

スタッフ紹介 – 田村絵里さん

初めまして。昨年6月からジャンボで保育士として働いている田村絵里です。現在1歳と3歳の子の母親で子育て真っ最中ですが、保育については学びの毎日です。子どもが大好きでジャンボに来る子どもたちに毎日癒され、また明日も頑張ろうと思わせてもらえることに感謝しています。まだまだ未熟ですが、保護者の方にまたジャンボを利用したいと思ってもらえるよう、我が子同様に愛情をもって接したいと思います。よろしくお願いします。

お知らせ

 ★6月からアレルギー外来が月2回の診療になります★

現在毎月第4土曜日に安戸先生のアレルギー外来を行っていますが、6月から安戸先生と同じく東京大学医学部附属病院小児科よりもう一人アレルギー専門医の先生をお迎えします。詳しくは来月以降お知らせします。ご期待ください。

編集後記

この度の熊本地震で被災された方々には心よりお見舞い申しあげます。ある新聞記事で、子どもが元気に笑ってくれると、自分たちも元気になれる、と話された被災者のかたがいらっしゃったとありました。どんな時でも無邪気な笑顔に救われます。1日も早く日常を取り戻せますよう応援しています。

横田小児科医院

お問い合わせ先

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〒250-0051
神奈川県小田原市北ノ窪515-3
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